毎月支払っている年金保険料は決して少なくない金額だ。年金保険は国内の20歳以上60歳未満のすべての人に加入が義務付けられており、会社員の場合は、年金保険料が給与天引きされるので、どうしても支払っていることに無自覚になりがちだ。そのためだろうか、年金制度については意外に知られていないことが多いようだ。ここではそのようなポイントについて紹介する。(※年金制度は2017年6月現在)

月収70万円と500万円、将来もらえる年金額が変わらない理由

年金受領金額
(写真=PIXTA)

会社員が加入している厚生年金の受取り金額は、加入期間と生年月日、平均給与額(2003年4月からは賞与も含む)をもとに計算して決まる。年金額の計算に用いる給与額は、入社時、厚生年金に加入してから退職するまでの給与の平均額がもとだが、2003年3月までは、給与のみの平均で「平均標準報酬月額」、2003年4月からは給与と賞与を平均した「平均標準報酬額」を用いている。一言で言うと、給与と賞与が多ければ受取る年金額も多くなる計算なのだが、実は上限がある。理由は、標準報酬額の決め方だ。