エコカーの充実目指しPHV開発乗り出す
日産自動車 <7201> は、家庭でも充電できるSUV車として初となるPHV(プラグインハイブリッド車)を、2019年にも発売する方針を固めた。開発にあたって、日産は傘下に収めた三菱自動車工業<7211> から、開発面で強みを持つSUV技術はじめPHVの電動化技術などをフルに活用する。この開発を裏付けるような発言が、2017年6月に開かれた三菱自動車の株主総会で行われたという。
発売される車は、人気のSUV「エクストレイル」の改良に合わせて、初のPHVを投入する計画である。日産は「リーフ」などEV(電気自動車)で先行しているが、PHVは販売していない。エコカーの拡充を目指し、三菱自動車が2013年発売したSUV「アウトランダーPHEV」に搭載した技術を活用することになろう。プラットフォーム(車台)は日産製で共通化して、コスト削減を図る方針のようだ。