マンション選びにおいては何より立地が重要。当然のことながら都市の中心部に近いほど、また、駅からの徒歩時間の短いマンションほど価格が高い。しかも、新築時の販売価格を高く設定できるエリアほど、将来的な資産価値も維持しやすい。
ハッキリいえば、分譲価格が高いマンションほど中古住宅としての価格が高くなり、安いマンションほど安くなる可能性が高いということだ。
首都圏の「マンションPBR」 最も高いのは六本木一丁目
たとえば、不動産調査会社の東京カンテイでは、一定期間内に分譲されたマンションの資産価値が新築分譲時の何倍になっているかを示す「マンションPBR」という数値を公表している。それによると、首都圏で最もPBRが高かったのは、東京メトロ南北線の六本木一丁目駅の1.56。専有面積70㎡換算の新築時の平均価格が1億0155万円に対して、中古流通価格は1億5885万円、つまり1.56倍になっているわけだ。このほか、外苑前駅、御成門駅、麻布十番駅など東京都心の人気エリアが上位にズラリと並んでいる。