できるだけ病気にはなりたくないものですが、どんなに健康に気を配っていても、突然疲れやすくなったり、体力に変化を感じたりする女性は少なくありません。

健康なときには必要なくても、病気になったら必要性を感じるのが医療保険です。病気になる前に加入しておくのが大切です。加入するタイミングや上手な加入の仕方について確認してみましょう。

医療保険とはどういうもの?

(写真=Peshkova/Shutterstock.com)
(写真=Peshkova/Shutterstock.com)

医療保険は、病気やケガをしたときにかかる医療費を保障する保険です。正確には、医療保険には国民健康保険などの公的医療保険と生命保険会社が取扱う任意加入の医療保険があります。公的医療保険では、かかった医療費の一定割合が保障され、残りは自己負担という仕組みです。一方民間の医療保険では、契約時に決めた給付金額が入院日数や手術内容に応じて支払われます。

保障内容は「入院給付金」と「手術給付金」が基本ですが、入院前後の通院に対して給付金が支払われたり、特定の病気に対して手厚い保障をしたりするものもあります。

女性向け保険の特徴として、通常の病気を保障しながら、乳がんや子宮がんなど女性特有の病気に対して、より手厚い保障をしてくれる点が挙げられます。主契約で加入する女性(医療)保険や、通常の保険に「女性入院特約」を付加するものがありますが、どちらも女性特有の病気リスクが高くなる年代におすすめしたい保障です。

女性のための医療保険はどんな時に使える?

ところで、女性特有の病気とはどんな病気でしょう。一例を挙げると、乳がん、子宮がん、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣機能障害などがあります。また、切迫流産、流産、妊娠中毒症、子宮外妊娠、帝王切開などの妊娠、分娩および産じょくの合併症なども該当します。これら病気は身近に聞くことも多く、健康に気をつけているから関係ないとは決して言えない病気です。

通常の医療保険でも女性特有の病気に対する保障はありますが、女性特有の疾病保障をさらに手厚くサポートするのが女性保険の特徴です。

仮に入院日額5,000円の医療保険に加入している人が女性特有の病気で入院したとしましょう。通常の医療保険なら支払われる入金給付金は1日あたり5,000円です。ところが女性保険だったら、入院給付金5,000円と女性入院給付金5,000円を合わせ、1日当たり1万円が支払われることになるのです。

もしも切迫流産や帝王切開などで入院すると、入院が長引き医療費が高くなる可能性がありますので、女性保険での手厚い保障があれば安心です。

年齢に合わせて保障の見直しを

医療保険は過去に病歴があると加入しにくいのが通常ですが、女性保険も例外ではありません。例えば、一度でも帝王切開の経験があると、加入はできても次に帝王切開をした場合は給付金が支払われないなどの特別条件が付くことがあります。できれば未婚・既婚関係なく早めに加入しておくのがおすすめです。

出産年齢~40歳代の人はぜひ備えておこう

女性疾病による入院リスクが高い20歳代~40歳代の女性は、女性医療保険で備えるのがおすすめです。各年代特有のニーズに合わせ、一番必要なときに一番必要な保障を準備していきましょう。ニーズの変化に合わせて保障の見直しをすることも上手に保険を利用するコツです。

(提供: 保険見直しonline

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