FX会社の選び方-300x190

今回はFXに取り組むにあたって最も基本的な、しかし最も大切な取引会社選びについてお話をさせていただきます。

「FX会社なんてどれを選んでも一緒じゃないの?」と思いの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、どの会社を選ぶかはあなたのFX人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。
何を基準に選ぶかは取引のスタイルによっても変わってきますので、今回は全ての方に共通する部分について挙げていきます。


一番大切なのは会社の信用

まず何よりも大切なのは、お金を預けても大丈夫な会社かということです。過去には取引に使用していたFX会社が倒産し、お金が返金されないという事態が発生したことがあります。現在FX会社では「信託保全」と言われる方法で顧客の資金を保護することが法律で定められています。簡単に言えば、FX会社の資産と顧客の資産を明確に区別し、万が一FX会社が破綻した場合でも顧客の資産は保護される仕組みのことです。信託先が大手銀行、そして100%信託保全を謳う会社のほうが安全性が高いと言えます。
他にも、会社の歴史、上場の有無、自己資本比率などを総合的に判断して選ぶようにしましょう。また、FX会社の中には海外の法律に基づいて運営されているところもあります。日本の会社ではありえないほど魅力的なキャンペーンを開催しているところもありますが、中には実態のよく分からない会社も多くあります。初心者のうちはそういう会社には近付かないのが基本です。

勝敗を分けるスプレッドと約定力

次に大切なのは、取引にかかるコストです。
FX会社では買値と売値のレートをずらしてそれを利益としています。例えば「スプレッドが1銭」などとの表記があった場合、同時に注文を出しても買い注文の場合は99.5円で買えるものの、売り注文の場合は99.49円でしか売れないということを表します。取引をする側からしてみれば、このスプレッドが狭ければ狭いほど有利であるのは言うまでもありません。
また、一部には取引ごとに手数料をとる会社もありますので確認しておきましょう。スプレッドの他にコストと言えるのが、約定力です。これは、指定したレートで売買注文が成立する能力のことを指します。普通の事のように思えますが、相場が大きく動いている時などは売買注文が集中し、FX会社のサーバーが注文を処理するのに時間がかかってしまう場合があります。そうなると思っていたレートとはずれて注文が成立してしまうということが起きるのです。約定力は目に見えないもののため、具体的な数値での比較は難しいのが現状。会社のホームページや、口コミをまとめたサイトなどの情報から判断しましょう。

取引ツールの使いやすさ

FX会社の個性が表れるのがこの取引ツールです。チャートの見やすさに重きをおいたものもあれば、自由にカスタマイズできることを売りにしているもの、充実した情報量で勝負するFX会社もあります。
週に数回しか売買をしないという方ならさほど重視するポイントではありませんが、ある程度まとまった時間取引をしたいという方にとってみれば大事なところです。また最近では、スマートフォンの普及によってアプリツールの充実に取り組むFX会社が増えてきました。PC版に比べれば機能は制限されますが、外出先でも取引をしたいという方はこちらもチェックしましょう。


モチベーションを上げるプレゼント

取引とは直接関係のない項目ではありますが、取引高に応じたプレゼントはモチベーションの向上につながります。多くのFX会社で実施しているのは、「口座開設後一定以上の取引で現金キャッシュバック」というプレゼント。他にも「月間◯万通貨以上の取引で◯円キャッシュバック」というキャンペーンもありますが、こちらはかなりの額を取引しなければならないケースが多いため、初心者にはハードルが高いでしょう。現金以外にも食品をプレゼントしているFX会社もあります。プレゼントほしさに過度のリスクを負って損失を出しては元も子もありませんが、一つの判断材料として考えておくのもありです。


自分のトレードスタイルに合ったFX会社を選ぼう

以上いくつかのポイントでFX会社の選び方を見てきましたが、自分の要望を完璧に満たしたFX会社というのはなかなか存在しません。
FXの口座は一社に限らずいくつでも作ることができますので、まず口座を作ってみて使用感を確かめるといいでしょう。
いずれ自分に合うFX会社が見つかると思います。

最後にもう一度言いますが、何よりも大切なのは安全性です。
比較サイト等で評判をチェックし、安心してFXに取り組める会社を選んでください。


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photo credit: Erik Daniel Drost via photopin cc