4月1日にオープンを迎えたばかりのレゴランドが窮地に立たされているらしい。筆者はマレーシアに住んでおり、レゴランドジャパンには行ったことがないが、デンマーク生まれのブロック玩具をテーマにしたテーマパークが日本で苦戦を強いられているのは想像に難くない。
一方、同じアジアでも2012にオープンしたレゴランド マレーシアは大盛況だ。2017年8月現在のトリップアドバイザーの「アジアトップ20アミューズメントパーク」によると、レゴランドマレーシアは10位に輝いている。なお、1位はユニバーサルスタジオ シンガポール、2位は香港ディズニーランド、3位は香港オーシャン・パークで4位にユニバーサルスタジオジャパン、5位に東京ディズニーランドが続いている。アジア全土で10位というのは素晴らしい結果だ。
マレーシア在住の筆者がレゴランドマレーシアの成功の秘訣を考える。
競合相手の少なさ
マレーシアに屋外で遊ぶレジャーランドが極めて少ない。熱帯地域ゆえにウォーターパークはいくつかあるが、屋外で乗り物を楽しむ施設は珍しい。
また、イスラム教のルールに従い、提供される食事はハラルでなければならないといった厳しいルールが適応されるために、外資系のアミューズメントパークが進出しにくく競合相手が少ないのだ。