欧州最大の自動車市場であるドイツ、英国を筆頭に、欧州では他国でもディーゼル車の売り上げが著しく落ち込んでいる。

対照的に代替燃料自動車(AFV)の市場シェアは新記録を更新。電気自動車のネット検索もたった1日で680%増えたという。

電気自動車のネット検索は690%増

メディア に掲載された自動車製造販売協会(SMMT)のデータによると、英国では7月、新車の販売台数が前月から9.3%減。16万を若干上回る水準と、4カ月連続で落ち込んだ。前年と比較すると、ほぼ2万台減の打撃を受ける結果となった。

最高水準に達した16年から一転、年内には3.7%減となると予想されている。12年まで過半数を占めていたディーゼル車の割合は、16年の時点で47.7%。18年は42.4%とさらに縮小する見込みだ。

代わって代替燃料自動車(AFV)の市場シェアが6月、史上最高の4.4%を 記録。5月にはハイブリッド車や電気自動車の売り上げが33.1%(前年同月比)という、驚異的な伸びを見せた。

英国最大のオンライン自動車ディーラー、オートトレーダーの調査によると 、ディーゼル車のネット検索も16年11月の71%から、56%まで減っているという。7月、英国環境庁が40年までにディーゼルおよびガソリン車の販売廃止を表明した日には、電気自動車の検索件数が前日から680%増えたという。

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