インターネット上でのハラスメント(嫌がらせや中傷など)の実態を調べた調査から、米国の成人の10人に3人が、知人からネットを通した嫌がらせや中傷を受けた経験があることが明らかになった。

調査はピュー研究所が2017年1月に実施したもの。最も被害率が高い年齢層は18歳から29歳で、7割が知人、見ず知らずの人間を問わず「ハラスメントを受けた」と答えている。

友人や家族から嫌がらせを受けるケースも珍しくない

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(写真=Thinkstock/GettyImages)

回答者4248人のうち41%が「実際にハラスメントの被害にあった」、66%が「ネット・ハラスメントを目撃したことがある」と回答。発生率は14年と比べて、6ポイント増えている。

若年層ほど被害を受けやすいようで、18歳から29歳の被害率は67%と極めて高い。30歳から49歳は49%、50歳以上は22%まで減る。

典型的なハラスメント行為は、中傷的なコメント(27%)、悪意ある辱め(22%)、肉体的な脅迫(10%)、継続的な嫌がらせやストーキング行為(7%)、性的な嫌がらせ(6%)など。

嫌がらせをした(あるいはしている)犯人 に関して、34%が「見ず知らずの人間」と答えているが、26%は「知っている人間」と確信している。友人(18%)や家族(11%)など、非常に身近な人間というパターンも珍しくはないようだ。

知っている人間からのハラスメントは心理的ダメージがより大きい

知っている人間からハラスメントを受けた被害者の方が、より根深い心理的な影響に苦しんでいる。

不愉快な経験を「非常に腹立たしい」と答えた割合は、見知らぬ人間による被害者が17%であるのに対し、知人による被害者は34%。また「肉体的な危険を感じた」被害者は、3倍に増える。

知人からのハラスメントの具体的な被害は、精神的なストレス(35%)、家族や友人間でのトラブル(27%)、社会的信用の低下(23%)など。見ず知らずの人間からのハラスメントより、はるかに発生率が高い。

嫌がらせの場としてはSNSが多いようだ。嫌がらせの理由は人間関係の問題から政治的思想の対立まで、実に様々。

62%がネット・ハラスメントを深刻な問題だと捉えており、79%が「こうした行為をネット・サービスが厳しく取り締まるべき」と考えている。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

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