住宅用の土地を選ぶ際には、道路が南側にあるか、または北側にあるかなど敷地がどこの方角を向いているか重要視される場合が多いだろう。土地の売買においても、道路が敷地のどの方角に面しているかで価格にも幅があるのが実情である。分譲地などでは、1区画ごとに売買価格が提示されているため価格の幅も比較しやすい。中でも資産価値があると見込まれているのが東南角地であるが、他と比べどの程度高いのか、また、北面道路の土地のように価格としては安くなり、利用価値のある土地の条件とはどのようなものがあるだろうか。

資産価値として高評価の東南角地はどの程度高いか

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

住宅地での一番人気は「東南角地」である。分譲地を東西南北で一斉に売り出した場合、東南の角地は先に予約されるケースが多いだろう。東南角地の人気の理由は、南と東の2面の道路に面しており、駐車スペースやガーデンなどのエクステリアの配置が自由にでき、玄関とガレージを別々の道路から利用できることや、東と南に隣家がないため、東側からの朝日もたっぷりと取り入れられ、また、南側からも1日中太陽の光が入るという点だろう。住宅設計の観点からも、南面道路の敷地なら、企画プランのような固定的な配置も計画しやすい傾向にあると言える。ちなみに、家相では、東南玄関は大吉や吉とされている。

上述のような好条件であることなどから、資産価値のある土地として評価されることが多く、売買価格としては10~20%程度高い相場となっているケースが多いと言われている。

北面道路でも条件次第では利用価値が高い

東南角地の売買価格が高めに設定される一方で、北面道路の土地は逆に5~10%は安く設定される場合も多い。隣接する建物に囲まれた印象のある北面道路の土地だが、条件次第では住宅としての利用価値も高くなる。

北面道路の土地のデメリットとしては、日当たりに不安があり、南側からの日光が入りにくいということが考えられるが、例えば、南北方向に長さのある土地なら、南側の建物との間に十分な距離を保て、日当たりにも支障がないケースがある。また、南側の建物が平屋であるなど、低い建物である場合なら、多少距離を開けられなくともそれほど日当たりを遮られることはないと想定できる。

また、北面道路の土地の場合、南に面している建物よりも外観を簡素にまとめることが出来るメリットがある。通常、住宅の設計プランニングでは、道路に面した側の玄関を含めた外観をもっとも意識してデザインを考慮する場合が多い。南面に道路があればLDKのための大開口サッシや各個室も大きい窓を配置することになり、整った外観デザインや玄関回りを意識すればするほど、建物の費用も掛かりやすい。しかし、北面に道路がある場合、北側の窓は小さく、また窓も極力少なく配置することが可能なので、簡素でありながらも個性的なデザインにも対応でき、結果的には建物の費用が抑えられる可能性も高い。

住宅を建てる場合、建物の他に、塀や駐車スペース、ガーデンなどエクステリア回りにも費用が掛かる。東南角地の場合、2面の道路に面している分、塀などのエクステリアを整える面積は広くなり、その分費用も必要になってくる。東南角地で家を建てる場合は、土地、建物両方である程度費用が掛かる傾向にあると言える。家を建てる際には、売買価格も抑えられ、尚且つ建築的にも好条件での北面道路の敷地なども視野に入れながら家づくりを計画してみてはいかがだろうか。(ZUU online編集部)

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