チャットボットが徐々に普及し始めている。LINEボットの活用で、チャットボットをビジネスに導入しやすくなるとの指摘もある。はたしてチャットボットとはどういうもので、ビジネスにつながるツールなのだろうか。
チャットボットとは「自動会話プログラム」
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(画像=LINE Webサイトより)
チャットボットとは、一種の自動会話プログラムである。その歴史は古い。1964年にジョセフ・ワイゼンバウムが開発したELIZAという対話型の言語処理プログラムを発表して以来、ユーザが入力した項目を元にして会話を行うプログラムが、ある種のPCでの定番として開発が進められてきた。
しかしその性能そのものは、必ずしも有効なものとは言えなかった。日本では「人工無能」と呼ばれたことから分かる。これはコーパス(言語のデータベース)などが不完全だったためと考えられる。
ここにきて、インターネット経由でビッグデータを活用し、それをAIで判定させる技術が確立しつつあり、ようやく「本当の意味での対話」が可能となるものが登場し始めている。それがチャットボットである。