2017年10月18日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

本日18日(水)開幕の中国共産党大会、次期FRB議長が11月3日(金)までに決定するとの報道、そして今週末22日(日)に日本の総選挙という、複数のイベントを控え、米ドル/円は膠着状態となっている。

一方、NYダウと日本株は堅調で、日経平均は昨日までに11日連続で上昇した。

一時は、野党「希望の党」の躍進を伝える報道を受け、海外勢が日本株のヘッジに出る動きも見られたが、与党優勢の報道が出ると、ヘッジの買い戻しが株価を押し上げている模様。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日本の総選挙は、与党勝利を織り込んでおり、選挙後の日本株はセル・ザ・ファクトで反落する可能性がある。

米ドル/円の111円台は、本邦機関投資家の買いの噂もあり底堅いが、総選挙が終わるまでは上値も限定的。

欧州は、オーストリア総選挙で右派が勝利し、スペインではカタルーニャ州以外にも独立が懸念される州が浮上するなど政治情勢が混沌としてきた。こうした状況下では、ECBのタカ派スタンスがどこまで続くがわからない。

ユーロ/米ドルの上値が重くなってきているが、米ドルも底堅い展開が続くだろう。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「 西原宏一のヘッジファンドの思惑 」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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