2017年10月18日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ※チャート付き
)
現在の為替相場の傾向や相場観
現在の米ドル/円が小動きであることには様々な要因があるが、最も大きな要因は米国の次期FRB議長が未決であることだろう。現在候補者は5人いる。有力な順に挙げていくと、パウエル現FRB理事、ウォルシュ元FRB理事、テーラー元財務次官、イエレン現FRB議長、コーン国家経済会議委員長だ。
まずパウエル氏に関しては唯一の共和党員であり、他候補者に比べると弱点が少ない。では、その弱点とは何かを含めてみていきたいが、テーラー氏とウォルシュ氏はタカ派であること。イエレン氏は民主党員であり、オバマ前大統領色がどうしても残ること。またコーン氏は、以前トランプ大統領の白人優先主義を批判した過去がある。これらを総合すると、やはりパウエル氏が有力だろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
次期FRB議長決定までは、米ドル/円は引き続き狭いレンジでの攻防となりそうだ。ポイントとしては、しっかりサポートされている200日移動平均線と、上は一目均衡表の転換線ライン。つまり向こう1週間の米ドル/円予想レンジは、111.75円付近から上は112.56円付近。1円幅に満たない狭いレンジでの動きとなりそうだ。
井口喜雄
トレイダーズ証券
市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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