人口知能が個人に変わり投資をおこなう時代が既に訪れている。2017年現在、ロボアドバイザー(通称ロボアド)と呼ばれるAI技術を活用した投資補助ツールが多く活躍している。ロボアドの中には投資の助言を主として行なうものも多いが、近年助言だけでなく投資を一任できるロボアドも増えている。
ロボアドの特徴
通常資産運用を一任する方法として有名なのはファンドラップだ。証券会社でラップ口座を作ることにより、投資一任契約を結ぶことが可能なサービスだ。金融のプロに投資を一任でき、資産のリバランスなどを顧客が指示しなくともプロがすべて行なってくれる。ただしファンドラップは一般的に最低投資金額が数百万円からと高額に設定されていることや、各種コストも高いことが多い。
最低投資金額が高く、各種コストが高い傾向にあるファンドラップに対して、投資一任型のロボアドは最低投資金額が安く、各種コストも安い傾向にあるのが特徴だ。まだまだ数は少ないが、徐々に増加傾向にある投資一任型のロボアドは今後の個人の資産運用の形を大きく変える存在になるかもしれない。投資一任型のロボアドについて少し紹介していこう。