生命保険に加入する場合、保険料の払込期間を「終身払い」と「有期払い」のどちらかを選択できる商品があります。どちらの支払い方法を選べばいいのか迷う人もいるでしょう。終身払いと有期払いの違いについて確認しながら、メリット・デメリットを比較します。

有期払いと終身払いの違いとは?

(写真=Africa Studio/Shutterstock.com)
(写真=Africa Studio/Shutterstock.com)

保険に加入する際の有期払いと終身払いの違いですが、分かりやすくするために保障が一生涯続く「掛け捨て」の医療保険で考えてみましょう。保険料は契約した時点で確定し、更新による値上がりは無いという前提です。

● 有期払い
保険料を有期払いにすると、60歳や65歳など一定の年齢で払い込みを終えることができます。保険料の払い込みが終わっても、保障は一生涯続きます。1ヵ月当たりの保険料は終身払いより高くなりますが、契約時点で保険料の払込期間が決まっていますので、総支払金額も確定します。

当初の支払いはきついと感じるかもしれませんが、老後に保険料を支払う必要がありませんので、老後の支出を減らしたいという方には向いている支払い方法です。

● 終身払い
一方で、終身払いにすると、保険料を一生涯払い続けることになります。1ヵ月当たりの保険料は、有期払いより抑えられますが、保障を続けようと思ったら生きている限り保険料を払い続けなければいけませんので、総支払金額が膨らむ可能性があります。また、払い込みをやめた時点でその保険の保障も終わる場合があります。

支払い方法を選ぶときの注意点

有期払いにした保険を途中で解約してしまうと、結果的に割高な保険料を払ってしまったことになります。そのため、時期が来たらやめようと考えている保険の支払い方法には向いていません。

例えば、がん保険が発売された当初は、入院や手術をした場合の給付金を手厚くする保険が主流でしたが、最近ではがんになっても入院をせずに通院で治療するケースも増えています。そのため、がん保険も、がんと診断された場合の一時金のみという保険や、抗がん剤治療や通院治療での給付金を重視した保険などが発売されるようになり、保障内容に変化が見られます。

このような保障内容の変化が見込まれる保険には、若いうちに「終身払い」で割安に加入して一定の保障を確保し、新しい保障内容になったら、多少保険料が上がっても最新の保険に加入し直すという方法もあります。

そのため、有期払いにする保険は、基本的には一生続けるという前提で加入するといいでしょう。一生涯の保障を確保しつつ早めに保険料の支払いを終え、老後の生活にはゆとりを持たせたいという考えの方に向いています。

メリット・デメリットの比較

これまでの終身払いと有期払いの違いを踏まえて、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

有期払い 終身払い
メリット ・契約時に保険料の総支払金額が確定する
・老後の支出が抑えられる
・払い込みが終了しても保障は続く
・保険料は有期払いより抑えられる
・安い保険料で一定の保障を得ることができる
デメリット ・同じ保険だと保険料は終身払いより高くなる
・途中で保険を解約すると割高になる
・保険料の総支払金額が膨らむ可能性がある。
・払い込みをやめると保障が終了する場合がある

有期払いと終身払いどちらを選ぶ?

有期払いと終身払いの違いを見てきましたが、それぞれにメリット・デメリットがあります。どちらを選ぶかは、当面の支払額を抑えたいのか、老後の支出を減らしたいのか、という考え方にもよります。その保険にどのような役割を期待するのかも含め、慎重に支払い方法を選びましょう。

また、加入したときは最適な支払い方法を選んだつもりでも、長い期間が過ぎると保険や自分の状況も変化しますので、見直した方が良いケースもあります。保険は加入したら終わりというわけではありません。支払い方法も含め、定期的に見直すように心がけましょう。

(提供: 保険見直しonline

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