今年も先週金曜日から師走相場入りとなりました。したがって11月に入り決算発表シーズンの終盤に決算を発表した企業でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は決算発表がピークとなった先月10日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのがJXTGホールディングス <5020> とNTT <9432> で、ともに決算発表後に8社が目標株価を引き上げており、JXTGホールディングスではその8社全てが強気の投資判断を付けています。また、ヤクルト本社 <2267> と東レ <3402> 、シチズン時計 <7762> 、三井不動産 <8801> でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。

投資のヒント
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
弱気筋を振るい落とす
荒い値動き続くもモメンタム株の調整はいいところまできた
「日経平均3万円」への道:行く手を阻むリスク要因を検証
2017年11月米国雇用統計プレビュー
過去10年、12月にすべて上昇した12銘柄とは? 今年はあるか、"掉尾の一振"