昨日の海外時間には、特段の材料はありませんでしたが、全般的なドル買いが強まってドル円は108円台後半まで上昇し、ユーロドルは1.22割れまで下落しました。

今後の見通し

FXプライム,高野やすのり,市況解説
(画像=PIXTA)

昨日の海外時間には、米長期金利が3%手前まで上昇したあと伸び悩みましたが、米長期金利の上昇時にはドル買いが強まる一方で、米長期金利が低下してもドル売りにはつながらず、結果的にドルはほぼ全面高となりました。そんな中、ドル円はチャート・ポイントである1月安値の108.20円台では一旦足踏みしましたが、そこを上抜けると一段高となりました。ただ米長期金利が3%を超えることができないまま、このままドル高の流れが続くのは難しいかもしれません。

ポンド円買いポジションを継続

150.80円で作ったポンド買い、円売りのポジションをを継続中です。1円近く利益が出ていますので、損切りラインを150.30円割れからコストの150.80円に引き上げます。利食いの目標はとりあえず152円台ですが、相場つきによってはそれ以上を狙いたいと考えています。

海外時間からの流れ

欧州時間序盤、米長期金利が上昇したことからドル買いと円売りが優勢となってドル円は108.20円台まで、ユーロ円は132.40円台まで上昇し、ユーロドルは1.2220台まで下落しました。その後米長期金利は反落しましたが、ドル売りにはなりませんでした。

NY時間にはいると、米長期金利が再び上昇を始目る中ドル買いと円売りが強まって、ドル円は108.60円台まで、ユーロ円は132.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.2210付近まで小幅に下落しました。NY時間午後にはいると米長期金利は反落しましたが、ドルは売られず、ドル円は108.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.2190台まで下落しました。

東京時間にはいってもドルは堅調に推移しています。

今日の予定

今日の海外時間には独・4月IFO景況指数、米・2月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・4月CB消費者信頼感指数、米・3月新築住宅販売件数の発表が予定されています。

(提供:FXプライムbyGMO)

高野やすのり
慶應義塾大学卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)などでインターバンクディーラー業務等に従事。現、(株)FXプライムbyGMOお客様コンサルタント。Twitterでも情報発信中 高野やすのり@takano_fxp