中国経済,銀行,フィンテック
(画像=PIXTA)

目次

  1. 中国のモバイルバンキング
  2. 銀行窓口は過去のもの
  3. 国有大手5行で全体の3分2
  4. 第二グループと地方銀行も
  5. 全銀行がリテールバンクを目指す?

中国のモバイルバンキング

フィンテックの世界的潮流と、未来の可能性を追う本連載。

【第3回】では「フィンテック100」の中から、地域ごとに5社を選び紹介した。アジアやアフリカ、中東から選出された一方で、フィンテック100のリーディング上位のうち4社が中国企業である。

急速にキャッシュレスが進む中国社会を下支えしているのがモバイルバンキングである。【第4回】では中国のモバイルバンキング事情に迫る。

銀行窓口は過去のもの

銀行の窓口業務は過去のものになりつつある。“無人銀行”という言葉は、将来を嘱望された選手の響きを持つ。FinTechが銀行を席捲しつつある。銀行は窓口を廃し、ネットバンク化、その先のモバイルバンキングへと進んでいる。そのエネルギーは途絶えることはない。経済サイト「毎日経済新聞」が最新のモバイルバンキングの動きを伝えた。中国の銀行は、モバイルのさらに先を見据えているのだろうか。

国有大手5行で全体の3分2