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※この記事は2018年5月に掲載されたものを再編集しています。
スポンサー契約と株価の関係に迫る
本連載では【第6回】までにリクルートホールディングス、Apple、フィルカンパニー、ライオン、ニトリ、サイバーエージェントを取り上げ、「上がる銘柄」に見られる特徴を様々な角度から紐解いてきた。 【第7回】は老舗大企業、森永製菓。企業がスポーツのスポンサーとなることはよくあるが、スポンサー契約は業績や株価にどれほどの影響があるのだろうか?エンゼルスの大谷翔平選手との契約、そして海外でのハイチュウ人気について掘り下げていく。
大谷効果で株価上昇?
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の大活躍にメディアの報道もヒートアップしている。筆者もMLBのテレビ中継を興奮しながら連日かぶりつくように見ている。これだけ一生懸命MLBを見るのは、イチローがマリナーズでヒットを量産していた頃以来だ。
ところで、株式市場ではイベントやヒット商品があれば関連銘柄を物色するのが常である。そうした中で注目されるのが森永製菓 <2201> だ。同社の株価が2018年4月以降急上昇しているのは「大谷効果」との観測もある。また、2018年11月に大谷選手のMLB新人王が報じられてからも株価は上昇した。詳しく見てみよう。