中国経済,FinTech,フィンテック
(画像=imtmphoto / shutterstock.com ※写真はイメージです。)

目次

  1. 投資先としての中国市場
  2. 年就業者数752万人増加
  3. 中国フィンテックの定義
  4. 中国フィンテックの生態
  5. IT巨頭ー大銀行の「新F4連盟」
  6. 今後の6大趨勢

投資先としての中国市場

【第1回】で成長が見込める中国健康医療産業の10分野を、【第2回】では、中国の巨大労働市場の光と闇を伝えた。 【第3回】となる今回は中国のフィンテック市場について。巨額の資金調達を成功させ、ユニコーン企業も続々と誕生している中国のフィンテック企業群。ベンチャー系とテンセント、アリババら大手IT系がしのぎを削る市場では何が起きているのか、そして今後の展望はどのように拓けているのか。旋風の中心部に迫る。

年就業者数752万人増加

2017年に株式発行や融資を受けて資金調達した中国のフィンテック企業は484社に及んだ。しかしこれは前年比247社、融資額は半減している。どうやら中国フィンテックの発展は、ターニングポイントを迎えたようだ。新しい連合により、最新の科学技術と、伝統的金融との融合が進んだ。これらはフィンテックとは何か?を改めて問うている。中国フィンテックの現状と方向性について、経済サイト「21世紀経済報道」がまとめている(1元=16.82日本円※この記事は2018年7月19日の記事を再編集しています。)。

中国フィンテックの定義