中国経済,シェアリングエコノミー,カーシェアリング,自動車産業
(画像=GoFun Webサイトより)

目次

  1. 中国カーシェアリング、資金調達も盛んに
  2. 緑色経済時代が到来
  3. カーシェアリング業界概観
  4. 山東省・青島市の状況
  5. スマホ1台で完結

中国カーシェアリング、資金調達も盛んに

【第5回】でアニメ産業を、【第6回】では音楽業界の熱気と旋風をお伝えしてきた本連載であるが、連載の最後を飾るのはカーシェアリング産業である。 中国といえばシェアサイクルの分野で世界をリードしているが、カーシェアリングにおいても成長めざましく、大規模な資金調達も盛んになってきている。シェアリングエコノミー先進国、中国の実態に迫る。

緑色経済時代が到来

中国にはレンタルやシェアリングを中心とした新時代が到来している。そしてこれは、環境配慮型“緑色経済”にも貢献する。社会の空き資源を解放することで、商業経済の変革を促す。

中でも自動車市場変革の影響力は大きい。中国電子商務研究センターによれば、カーシェアリング業界は、2017年末までに764億5900万元の融資を集めている。これはシェアエコノミー分野では最大の規模であるという。

「今日頭条」「半島網」などのニュースサイトが報じている。中国カーシェアリング業界はどこまで進んでいるのだろうか。現状と今後を探ってみよう(1元=16.34日本円※この記事は、2018年7月10日の記事を再編集したものです。)。

カーシェアリング業界概観