2018年7月24日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は、2015年6月の高値からの下降トレンドラインを一時上抜け、三角保ち合いを抜けたのだが、トランプ米大統領による金融引き締めや中国、EUの通貨安に対する批判コメントによって、米ドル/円は再び下落。今後、米国が中国に対して大幅に関税を引き上げると、米国内の輸入物価は数%上昇し、ますますインフレを引き起こすことになる。するとやはり金利を下げるというのは非現実的で、米長期金利は上昇し、米国の国債市場は不安定な状態となるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米金利は昨日23日(月)も上昇した。今週は27日(金)に米国のGDPの発表を控えているが、米金利の上昇は今後も続くだろう。マーケットでは、米国の当局者がドル安誘導をしているとの思惑も広まっているが、米金利の上昇は米ドル/円を押し上げる要因となるため、中長期的に米ドル/円は上方向を見ている。ただし、短期的には方向感を見失っており、しばらくはどちらとも言えない状況となりそうだ。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。