昨日の海外時間には、米長期金利が低下して円買いが強まりましたが、NY時間午後にはいって全般的なドル買いが円買いを上回ってドル円は反発しました。

今後の見通し

FXプライム,高野やすのり,市況解説
(画像=PIXTA)

ワシントンでおこなわれた日米新貿易協議(FFR)では、事前の予想通り「アメリカは2国間のFTA交渉を主張した一方、日本はTPPが日米双方にとって最善との立場とった」と報じられ、今晩も継続して協議が行われる模様です。双方が歩み寄ることができない懸念から、日経平均が下落して円買いが強まっています。これまでのアメリカの貿易協議に対する姿勢を見る限り、日本側が歩み寄らない限りなんらかの関税措置などが実施される可能性が高く、そうなれば日本株下落、リスク回避の円買いという動きが強まる、と考えられます。

111.35円のドル売りポジションを維持

111.35円で作ったドル売り円買いポジションを維持しています。損切りラインを持ち値の111.35円に引き下げて損失の可能性をなくしながら110円割れの可能性を探りたいと考えます。

海外時間からの流れ

欧州時間、米長期金利が堅調に推移したことなどからドル買いが優勢となって、ドル円は111.10円台まで上昇し、ユーロドルは1.1570台まで下落しました。

NY時間にはいると、米長期金利が低下する流れとなる中、NYダウ、日経平均先物が下落して円買い、ドル買いが優勢となってドル円は110.80円台まで、ユーロ円は128.10円台まで、ユーロドルも1.1550台まで下落しました。NY時間午後には、ドル買いの勢いが円買いの勢いを上回り、ドル円は111.10円台まで反発し、ユーロドルは1.1520台まで、ユーロ円は127.90円台まで下落幅を拡大しました。

東京時間にはいって、日米新貿易協議(FFR)に対する警戒感から日経平均下落して円買いが優勢となっています。

今日の予定

今日の海外時間には、日米新貿易協議(FFR)(2日目)がワシントンで行われるほか、英・第2四半期GDP(速報値)、英・6月GDP、英・6月鉱工業生産、英・6月貿易収支、米・7月消費者物価指数の発表が予定されています。

(提供:FXプライムbyGMO)

高野やすのり
慶應義塾大学卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)などでインターバンクディーラー業務等に従事。現、(株)FXプライムbyGMOお客様コンサルタント。Twitterでも情報発信中 高野やすのり@takano_fxp