目次

  1. 現在は、経済サイクルのどの段階なのか
  2. ヘッジファンドの帝王は何を見据えているのか
  3. バフェット氏は「ポートフォリオの見直し」進める
  4. ダリオ氏が警戒する「危険な節目」とは?
  5. マクロ戦略ファンドにも逆風が…
  6. トルコ危機を演出した「トランプ劇場」

現在は、経済サイクルのどの段階なのか

本特集では度々、ダリオ氏の先見の明の鋭さ、すなわち緻密な相場分析に基づく未来予測の的確さをお伝えしてきた。

ダリオ氏は「現在の市場は経済サイクルの末期にある」というような言い回しを頻繁に用いるが、それは氏が経済システムを「取引の集合体」「債務サイクルの連続」と捉えているからである。

そんなダリオ氏は2018年6月に「2019年は危険な節目になる」という旨の発言をしている。2018年末の相場では、米中貿易摩擦の本格化を受けて米国株をはじめとする株安傾向が顕著である。連載最終回となる【第7回】では「2019年が節目」という言葉の真意に迫る。

ヘッジファンドの帝王は何を見据えているのか

ウォーレン・バフェット氏やレイ・ダリオ氏など、4~6月期の著名投資家及びヘッジファンドの保有銘柄、運用成績が出揃ってきた。投資の神様のポートフォリオはどう変わったのか? ヘッジファンドの帝王は? 資産運用の最前線をリポートしたい。

バフェット氏は「ポートフォリオの見直し」進める