レイ・ダリオ,欧州株,景気後退
(画像=Getty Images)

目次

  1. ダリオ氏が解剖する経済システム
  2. 世界経済をシンプルに解説
  3. サノフィ、ユニリーバ、Adidas株などで空売りポジション
  4. 「好況でも株価や資産価値は下がる」?
  5. 「強気の2018年」ではなく、1年、2年後に焦点を当てた見解
  6. 英投資企業CEOが反論「欧州大手企業株にはとてつもない価値がある」

ダリオ氏が解剖する経済システム

ヘッジファンドの帝王と呼ばれるレイ・ダリオ氏の投資哲学に迫る本特集。

【第1回】ではダリオ氏の半生や投資法、【第2回】ではダリオ氏が実践している成功するための5つのステップを、【第3回】ではダリオ氏が世界経済という生き物をどのように捉えているのかをお伝えしてきた。

ダリオ氏 の投資戦略で一貫しているのは、常に長期的視点を欠かさないということである。たとえば2018年の市場は加熱した後に暴落もあり、激動だったといえるが、ダリオ氏は現在ではなく、2019年、そして2020年を見据えている。

【第4回】ではそんなダリオ氏が持つ先見の明を、2018年の氏の動向を踏まえながらお伝えしたい。

世界経済をシンプルに解説

総額運用資産1500億ドルの巨大ヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツを率いるレイ・ダリオ氏が、220億ドル相当の大手欧州企業株をショートポジションで積み上げていることが明らかになった。

ダリオ氏はかねてから、かつてない規模にまで拡大した所得格差や欧米を中心に拡大するポピュリズム、先進国における生産性の低下など、市場を不安定にさせるマイナス要因に警告を発しており、市場が「事業および短期的な債務サイクルの末期」にさしかかったと確信している。

サノフィ、ユニリーバ、Adidas株などで空売りポジション