2018年11月21日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日20日(火)の米国株は急落。米アップル社が牽引する形でテクノロジー株が続落。原油急落でエネルギー銘柄も大きく売られ米国株の調整局面入りが明確になった。明日22日(木)はNY市場は休場。明日22日(木)のサンクスギビングを控え、今週後半の米国市場は休場状態となっている。この米国株の続落は、サンクスギビングを控えた調整だけなのか、本格的な下落局面入りしているのかは意見が分かれるところだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

株急落でドル高が進行しているが、円高が進まないのは、米ドル/円の112円台前半のオプションの影響もあるが、下記のシャイアーの報道も影響している模様。武田薬品による620億ドルでのシャイアー買収計画をEUが承認し、同計画は最大の難関を突破した。欧州委員会は、シャイアーの炎症性腸疾患の治療薬事業売却に武田薬品が応じ、反トラスト面での懸念が解消されたとして、計画を承認した。武田薬品は買収計画に関する臨時株主総会を日本時間12月5日(水)に開催する(出所ブルームバーグ)。米ドル/円は112円台前半に本邦からのドル買い注文がでていることもあり、丁寧に戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。