3月決算が圧倒的多数を占める日本企業ですが、その3月期決算企業に次いで多いのが12月決算企業です。そのため12月は、今月が中間期末となる6月期決算企業を含め株主優待制度を導入している銘柄を比較的多くみつけることができます。そのなかで目立つのが自社製品や食事券、買い物券などの優待で、子供から大人まで楽しめる優待制度が揃っている点が12月の特徴です。
大人向けのものとしてはビールの詰め合わせがもらえる大手ビールメーカーの優待制度があります。そのなかでもアサヒグループホールディングス(2502)では、非売品の株主限定プレミアムビールを選ぶことも可能です。また、子供に喜ばれそうな優待としては不二家(2211)やB-Rサーティワンアイスクリーム(2268)、日本マクドナルドホールディングス(2702)などがあります。そのほか山崎製パン(2212)やアース製薬(4985)の自社製品や楽天(4755)や千趣会(8165)などのクーポン券や買い物券なども魅力的です。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は12月25日です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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