10月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表も終了から一カ月近くが経過しました。したがって11月の第三週に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は11月12日以降に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのがソニーフィナンシャルホールディングス(8729)で、上期の経常利益が4割を超す大幅な増益となったこともあって決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。また、ロート製薬(4527)と住友不動産(8830)、沢井製薬(4555)、アマダホールディングス(6113)、三井住友トラスト・ホールディングス(8309)でも決算発表後に2社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
運と実力
米国株の調整は完了
米国株の割高感は薄らいでいる 日銀短観、中国指標などに注目
日本株上昇のきっかけは?
米「逆イールド」で市場動揺も、持ち直しの可能性