11月中旬に終了した3月決算企業の中間決算発表では折り返し地点ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も少なからずみられましたが、そうした銘柄のなかには上振れが期待されている銘柄もみられます。そこで今回は決算発表終了から2カ月近くが経過しアナリストによる業績予想の見直しも一段落したとみられることから上方修正をさらに上回る業績が期待されている銘柄を取り上げてみました。
具体的には上方修正された会社予想の営業利益をコンセンサス予想が5%以上上回るものをTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしています。例えば日立建機(6305)では上方修正された会社予想をコンセンサス予想が2割以上上回るほか、鹿島建設(1812)やスズキ(7269)、リコー(7752)でも上方修正された会社予想をコンセンサス予想が1割以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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