先月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表も終了しましたが、1月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月30日までに決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかで決算発表後に3社が目標株価を引き上げたのが29日に決算を発表したオービック(4684)と30日に決算を発表したNEC(6701)で、ともに第3四半期の営業利益が16%以上の大幅増益となったことなどが評価されたようです。また、JSR(4185)やANAホールディングス(9202)、オリエンタルランド(4661)、アドバンテスト(6857)、メディパルホールディングス(7459)、JR東日本(9020)でも2社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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