2019年3月14日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日13日(水)の米ドル/円は、決め手のないまま111円台前半でもみ合いが継続。2月以降、終値ベースでは一度も割り込んでいない20日移動平均線(111.14円付近)を死守できるかがカギとなろう。本日14日(木)は日本株の反発が見込めるだけに、アジアタイムは米ドル/円も下値の堅さを維持できそうだ。中国2月鉱工業生産や同小売売上高の結果も注目される。ただ、市場の主役は引き続きポンドで、欧米タイムは米ドル/円に関心が向きにくい。200日移動平均線(111.42円付近)を上抜けて111.50円台を突破するのは骨が折れそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

なお、英ポンド/円は、英議会が「合意なき離脱」回避を決めた事で一時148円台に上昇した。本日は「離脱期限の延期」について議会採決を行う予定となっている。もっとも、「離脱期限の延期」は織り込み済みである可能性が高い。可決後の「出尽くし売り」にも警戒が必要な局面だろう。いずれにしても、英ポンド/円は不規則変動が続く公算が大きい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。