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(画像=Panchenko Vladimir/Shutterstock.com)

これからの10年は、今までの10年の延長ではない。時代は着実に進んでおり、Fintechによって徐々に私たちの生活も変化している。家計簿アプリで資産を管理・決済アプリで消費活動するだけでなく、運用面でもロボットアドバイザーが登場している。しかし、ロボットアドバイザーがどのようなサービスなのかを説明できる人はどれくらいいるのだろう。そこで、今回はロボットアドバイザーについて解説してみよう。

お金を増やしたいけど…

銀行にお金を預ければ、預けたお金は守られ、利息を貰えるのは当たり前だ。しかし、マイナス金利の影響により、貰える利息は預けた期間に対してあまりにも割に合わないと思うのではないか。 お金を自分で運用してみたいにしても、テレビや雑誌、Webなどで資産運用に関する情報は溢れているが、むしろ溢れすぎていて、却ってどのように運用すればいいのか分からなくなってしまう。自力でダメなら、ファイナンシャルプランナーのような専門家に相談するのも一つの方法ではあるが、自分の考えがまとまっていない、分からないという状態で相談しても、本来質問したかったこととは別の相談になってしまう可能性もゼロではない。

ロボットアドバイザーが代わりに運用してくれる

自分が何をどうしたらいいのか分からず、ただ単に「お金を増やしたい」というボンヤリとした思いを解消してくれるのがロボットアドバイザーだ。世界中のニュース、ブログ、SNS等の膨大な自然言語情報と市場データをもとに、預かったお金で勝手に運用してくれる。損失リスクを分散のため、投資対象も一つに絞らない。しかも投資対象銘柄等の下落を事前に判断することも可能で、大きな下落リスクのある銘柄の比率を自動で下げ、保守的な投資に切り替わることも可能。

残念ながら、ロボットアドバイザーは万能ではない

日が差せば影ができるよう、ロボットアドバイザーにもメリット・注意点がある。まず、ロボットアドバイザーは人の手を介しないため、運用手数料が安く収まり、売買を自動でやってくれるので、自分で売り時・買い時を判断する必要もない。また、1万円等の少額からでも始められるので、気楽に投資を経験できる。

一方、ロボットアドバイザーはこういう投資趣向があるのではないかと予測した結果が反映されるため、あくまで参考であることも忘れてはいけない。運用方針や趣向は時間がたつにつれ変化するものであるため、1年に1度は自分自身で見直しする必要がある。(提供:SBJ銀行