2月28日、中目黒にオープンした『スターバックス リザーブ ロースタリー東京(以下、ロースタリー東京)』。同店は『スターバックス』における高級ラインの店舗で、世界で5店舗目、日本では今回が初出店となる。コーヒー豆の焙煎設備を備える、通常店舗にはないメニューが販売されている……などなど、スタバファンならずとも気になる要素が盛りだくさんの同店。何がすごいのかを確かめるべく、3月の週末に実際に店舗に行ってきた。
とにかく並ぶ、並ぶ! テーマパーク気分で行くべし
オープンから4日間は優先チケットを抽選で配布して混雑を緩和していたとニュースで読んだが、オープンからひと月ほど経過した今でも大混雑していた。その対処方法として導入されているのが整理券。来店したら店舗の左隣に設置しているスペースで整理券を入手し、それから順番が来るのを待って入店する、という流れだ。休日の昼過ぎなんかにうっかり行ってしまうと夜まで順番が順番待ちになってしまうこともあるそうだ。
筆者はあらかじめ午前中に整理券を取りに来てから一旦帰宅。3~4時間後に順番が呼ばれ再度店舗に行った。家に帰るのは面倒だという人は、比較的並ばずに入店できる平日の朝7~9時に行くか、午前中に整理券を入手しておき付近で時間を潰してから再度行くという方法を取ろう。
数時間待って順番が来たといっても、まだ落ち着けると思ってはいけない。中に入ってからも、席の確保やメニューの購入などまだまだ気が抜けない。こうなったらテーマパークに行く気分で、コーヒー豆が焙煎されている様子や音、メニューなどを眺めて、並んでいる時間も楽しむぐらいの余裕をもっていたい。
1階から4階まで貫くロースタリーに、プチ工場見学気分!
何と言っても店内で圧倒的な存在感を放っているのが、1階から4階まで貫く高さ約17mの銅板のキャスク(豆を貯蔵しておくタンク)。世界でもっとも背の高いキャスクなのだとか。
店舗の敷地面積は1,200㎡と通常のスタバの約15倍で、焙煎工場も併設。日本市場向けに年間約68万kg以上のコーヒー豆が焙煎されるらしく、現在も他のスターバックス店舗で、ここで作られたコーヒーが販売されている。巨大な焙煎機から出てくる豆や店内に張り巡らされたチューブを通る様子は、工場見学さながらの迫力を味わえる。