3月決算企業の第3四半期決算も2月中旬に終了となりましたが、日本経済新聞の集計によるとその結果は米中貿易摩擦などの影響もあって経常利益が前年同期比2%増に止まり、中間期の12%余りの増益から増益幅が大きく縮小してしまいました。しかし、こうしたなかでも最高益更新予想の見通しを発表している企業も少なくありません。また、会社予想が最高益に届かない銘柄のなかにもマーケットが最高益を期待しているものがあります。
そこで今回は会社予想の営業利益は最高益に届かないものの、コンセンサス予想が最高益更新予想となっている3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えばオリエンタルランド(4661)の会社予想の営業利益は2014年3月期の最高益に届かないものの、コンセンサス予想では5年ぶりに最高益を更新する見通しとなっています。また、日立建機(6305)の会社予想も最高益に届かないものとなっていますが、コンセンサス予想では前期に続いての最高益が期待されています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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