大型連休で一時中断となっていた3月決算企業の本決算発表も再びスタートし徐々に決算を発表を行う企業も増えるなか先週末が決算発表のピークとなりました。しかし、週明けの昨日もまだ多くの企業が決算を発表しており、TOPIX500採用銘柄に限っても50社を超える企業が決算発表を行っています。そこで今回は13日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでコンセンサス予想を上回る営業利益の見通しを発表したのが大林組(1802)やセントラル硝子(4044)、大陽日酸(4091)、太陽誘電(6976)などで、強気の会社予想を受けて株価が大きく上げています。一方で決算発表を受けて株価が大きく下落するものもみられます。減益予想を発表した日本製鋼所(5631)やシチズン時計(7762)では決算発表を受けて株価が大きく下げています。

決算集計(5月13日発表分) 決算集計(5月13日発表分)
決算集計(5月13日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の本決算発表も終わりに近づいてきましたが、明日もまだまだ多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか明日は日本郵政3社やメガバンク、KDDI(9433)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
地銀決算:頼み綱の株主還元も期待外れ。当面は積極的な買いは難しい
国内外の景気指標悪化と円高がリスク 2万1000円維持なら底堅さが意識され押し目買いを誘発
ビットコイン90%上昇の「まさか」
この投資環境下でも買える銘柄
令和相場の展望