大型連休で一時中断となっていた3月決算企業の本決算発表も再びスタートし徐々に決算を発表を行う企業も増えるなか先週末が決算発表のピークとなりました。しかし、今週もまだ決算発表は続いており、昨日もTOPIX500採用銘柄に限っても500社を超える企業が決算発表を行っています。そこで今回は14日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
そのなかで決算発表を受けて株価が堅調だったのが日揮(1963)やADEKA(4401)、東レ(3402)などで、東レはコンセンサス予想を上回る二桁増益の営業利益の見通しを発表したことで決算発表直後に上げ幅を広げ2%を超える上昇となっています。一方で減益予想の今期見通しを発表した博報堂DYホールディングス(2433)は後場に一段安となり6%以上株価が下げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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