4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終了しましたが、それから3週間以上が経過したことから決算発表終盤に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は5月13日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのがTIS(3626)で、コンセンサス予想並みの営業利益の今期見通しを発表したこともあってか決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。また、ハウス食品グループ本社(2810)と大陽日酸(4091)、太陽誘電(6976)、東京急行電鉄(9005)でも決算発表後に2社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
GRI(グローバル・リスク・インデックス)点灯 ポジションはドルに一極集中
日本株の評価が低迷している要因/米金利低下の背景
展開次第で2万円割れも あったとしても、そこがボトム
物忘れ
センチメントは暗いが、すべて悪いわけではない