2019年7月4日(木)Market Talkの内容

●年末に向けて日本株が大きく上昇するとしたらきっかけや材料は何ですか。

景気の回復感だと思う。世界経済の回復が年後半徐々に明らかになってくるのではないか。

●8月以降、参院選の結果、日米貿易協議で株価はどう動きますか?上がるとすれば4~6月の業績や政府の景気刺激策でしょうか?

そうだろう。4-6月の業績はそんなに悪くはないのではないか。参院選については結果を受けて政治の安定を好感した買いが入るだろう。日米貿易協議は何も出ないだろうからあまりイベントにはならないのではないか。

●7月中の日経平均最高値はどのくらいでしょうか?

7月中には22,000円台を回復するのではないか。

●もし、7月に利下げが行われた場合、日本株はどのように反応するでしょうか?

リスクオンということで日本株にもよい影響があるだろう。

●消費税の増税は日本経済に大打撃を与えることになるのでしょうか

2%と引き上げ幅が小さい、軽減税率の導入やポイント還元など対策が打たれることや、その頃には世界経済が回復してくるのが鮮明になってくるので打撃とはならないのではないか。

●外国株を購入するにあたり、どの様な銘柄を選択すれば宜しいでしょうか

米国株だとGAFAのような普段自分たちが利用している身近なサービスを提供している企業は安心感がありここから投資を始めるのも手だろう。一方でどんどん新しいビジネスが生まれて大きく化けていったりする銘柄や、P&Gなど地味だが連続増配をして成長を続けている銘柄、他にハイテク株やIT関連など色々な切り口で投資できる点も米国株の魅力で、このような銘柄に分散投資するのもよいだろう。

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広木 隆
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト

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