4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終了しましたが、日本経済新聞の集計によると前期は自動車や機械などの製造業の苦戦が目立ち純利益が小幅ながら3期ぶりの減益となってしまいました。しかし、こうしたなかでも健闘し前期に過去最高益を更新した銘柄もあります。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そしてそうした銘柄のなかに売上高も過去最高となったものもみられます。そこで今回はTOPIX100採用銘柄の大型株の3月決算企業のなかから売上高と営業利益が前期にともに最高となった銘柄をピックアップしてみました。例えば信越化学工業(4063)と東京エレクトロン(8035)では売上高と営業利益がともに前期比で二桁の高い伸びを示し過去最高となっています。

前期に売上高と営業利益がともに最高となった大型株
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
2月期決算銘柄の決算発表‐マーケットの注目度が高い銘柄
米国株と為替次第で2万2000円の大台を試す場面も パウエルFRB議長による半期議会証言に注目
「気温45℃」に挑む欧州のESG投資と、老後に本当に必要なもの
前期に1割台前半の大幅増益で前々期の最高益を更新した銘柄は
日本株上昇のきっかけは