★主要3指数は最高値更新続く。 週明けの米国株市場は、ものによってまちまちな結果となりました。 総じて利益確定で始まった一日でしたが、引けにはプラスに浮上したものと、戻れなかったものがあるという感じです。 主要3指数は2日連続で史上高値更新。 ただダウ輸送株指数、ラッセル2000小型株指数の二つは軟調なまま、前日比では下落して終わりました。 また、米国債も二日続けて買われており、10年国債利回りは2.092%に低下しています。 ちなみに、リスク指標のジャンクボンドも続伸で、25日線は守っています。 全体的に、決算発表の本格化を前に、調整気味というところでしょうか。
★米銀から、決算始まる。 すでに米国では、銀行セクターから決算発表は始まっています。これが前哨戦です。 たとえば、シティCです。個人の金融部門は有志が伸びたので、EPSは予想を上回ったものの、利ザヤの低下、また先述のように、二日連続で長期金利が低下したことから、その他のJPモルガン、バンカメ、ゴールドマンといずれも下げて終わっています。
★半導体は上昇。 一方で、景気敏感株の先行業種である半導体は総じて高いという結果になりました。米国政府が華為(ファーウェイ)と米国企業との取引再開を、2-4週間以内に許可する可能性があるという観測報道によるものです。 例の、本来であれば7月一杯に年末・クリスマス商戦に向けた半導体チップのつくりこみが終わっていなければならないわけで、そのためのアメリカ側の都合によるものだと思います。ただ、今年は7月一杯ではつくりこみは終わらず、夏場一杯までかかるのではないでしょうか。
★戦略方針。 日経CME円建ては21595円、日経平均先物夜間取引は21570円。先週末の日経平均現物指数は21685円でしたから、やや甘いスタートになりそうです。 ドル円が107.91円で推移しているようですから、やや円高気味です。 (その他仮想運用モデルのポジション管理、銘柄スクリーニングなどは割愛) 以上
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著者:増田経済研究所 松川行雄