小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表と並行して行われていたのが5月決算銘柄の本決算発表と8月決算銘柄の第3四半期決算発表ですが、それも先週で終了となりアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は5月決算銘柄と8月決算銘柄を対象に決算発表後に目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかで複数の目標株価の引き上げがあったのは日本オラクル(4716)だけで、2019年5月期の営業利益が11%余りの二桁増益となったことで決算発表後に2社が目標株価を引き上げています。また、2019年8月期の第3四半期の営業利益が小幅ながら増益となったサイゼリヤ(7581)やファーストリテイリング(9983)などでも決算発表後に1社が目標株価を引き上げています。

目標株価の引き上げがみられる5月と8月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
決算発表本格化 4-6月期の数字が悪くても先行き改善期待が台頭するか
参院選終了で、年金財政問題が再び焦点に
米銀大手行の4-6月期決算:利下げでも、米銀は恐らく強い
業績のボトムと確信できるか
年後半の相場展望