先週からスタートした3月決算企業の第1四半期決算が今週に入って一段と本格化しています。昨日もTOPIX500採用の3月決算銘柄に限っても一日で20社以上の企業が決算を発表し、そのなかには注目度の高い企業も幾つか含まれています。そこで今回は昨日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を見直した企業は4社に止まりましたが、そのうち上方修正に踏み切ったのは1社で大日本住友製薬(4506)が営業利益の見通しを引き上げています。一方で大正製薬ホールディングス(4581)とファナック(6954)、SCREENホールディングス(7735)の3社が通期の営業利益の見通しを引き下げています。
もう一つのヒント
●明日の決算発表スケジュールは
明日は決算発表の集中日で数多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか明日はパナソニック(6752)や村田製作所(6981)、三井物産(8031)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、みずほフィナンシャルグループ(8411)、海運大手3社などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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