★米国株主要指数はいずれも変わらずといっていい小動き。 ダウ工業株はプラスでしたが、軽微なものです。7月12日から事実上の横這い。これは先行指標のダウ輸送株も同じです。 総合株価指数S&P500、ナスダックは小甘い程度で、上昇基調は6月以降ずっと維持しています。 一番強いのは半導体SOX指数ですが、ダウ工業株と並んで昨晩はプラスだったものの、0.26%上昇で、ここ4日ほぼ高原状態で持ち合いといっていいでしょう。 その他指標も総じて同じです。 肝心の米10年国債利回りは2.05%。6月18日以降の底這いですが、17日間にわたって25日線との収斂も続いています。月末でもあり、FOMCなどイベントづくしですから、どうにも積極的にポジションを取れない状況のようです。 どちらかというとハイテクの下げが目立ったようです。ただ業種でくっきりと分かれている様子もありません。インテルINTCは上げていますが、ファイザーPFEは下げています。

★ビットコインの調整。 ビットコインが完全に一相場を終えたようです。 今のところ9530ドル前後ですが、7月16日に直近安値9423ドルで終わっていたので、これを増田経済研究所 松川行雄割って終わるようなことになりますと、完全に底割れということになります。 今のところはこの直近安値水準をサポートとして、底練りしているかのようには見えますが。 このビットコインはすべての移動平均線を割った状態が続いており、ここ数日中にも25日線と50日線がデッドクロスを迎えます。 今回の高値が6月26日の13826ドルでしたから、32%の下落ということになります。 例のビットコインと米国株のピークの日柄差が54日平均ですから、アメリカのカレンダーベースで考えると、9月10日前後とも考えられます。 日本とは休場日数に違いがあるので、想定日柄は日米では変わってきてしまいます。 従って、一応9月上旬くらいに考えていたらいいのではないでしょうか。 日経CME円建ては21630円、日経平均夜間取引は21630円。 昨日の現物指数終値は21616円でしたから、ほとんど変わりません。

以下、「ヘッジファンドの売り、長期投資家の買い」、「景気敏感株が動かなければ、日経23000円には届かない」、「戦略方針~ポジション管理」の記事は省略。詳細は、「一粒萬倍勉強会」へ。

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著者:増田経済研究所 松川行雄