2019年8月7日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日6日(火)の米国株は反発。NYダウは311ドル高。一昨日5日(月)の下落幅が767ドルなので、下げ幅の半分弱回復した流れに。中国が人民元の中心レートを元高方向に設定したこと、更に中国人民銀行の当局者らが外国企業に対し、人民元の大幅な下落は続かないと伝えたこともマーケットに好感された展開。加えて、クドロー米国家経済会議委員長が、「トランプ政権は9月のワシントンでの中国側との協議を引き続き想定している」と説明したことも相場を押し上げる材料に。NYダウは2万6029ドル(+1.31%)でクローズ。マーケットでは米中は貿易戦争から通貨安戦争にシフトしたのではないかとの論争が活発化。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トランプ米政権が一昨日5日(月)、中国を25年ぶりに「為替操作国」に指定した。貿易、ハイテク覇権と続く米中の歯止めなき応酬は、ついに為替問題にまで発展した。トランプ米大統領は人民元安を封じ込め、制裁関税の拡大で短期決戦を挑む。米利下げでもドル相場は約17年ぶりの高値圏にあり、米政権内には通貨売り介入論まで浮上する。米中の通貨安競争は、世界経済そのものを危うくしかねない(出所:日経新聞)。昨日6日(火)の米国株はいったん反発しているが、米中の和解には程遠く、NYダウはトップアウトした公算が高く、下落幅が拡大中。加えて、米中貿易戦争は、通貨安戦争にシフトしつつあり、米ドル/円の上値は限定的。米ドル/円は調整後、再び104円台に向けて下落すると想定している。108.00円をレジスタンスとして、米ドル/円の戻り売り継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。