社会人の皆さんはさまざまな保険に加入していると思いますが、それらの保険を最後に見直したのはいつでしょうか。新社会人の時に加入して、それから変わっていないという人もいるのではないでしょうか。保険というものはそれほど頻繁に見直しをする必要はありませんが、それでもライフステージごとの見直しは必要です。今回はその保険を見直すタイミングをご紹介します。

なぜ、保険の見直しが必要なのか?

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(画像=PIXTA)

保険の本来の目的は、自分に万が一のことがあった時への備えです。例えば、自分が病気や怪我などで働けなくなった時に、自分の生活を守るために加入するのが医療保険ですし、自分がいなければ生活することが苦しくなる人のために加入するのが生命保険になります。

ライフステージが進むごとに、自分の生活のために必要なお金や周りの人との関係も変わってきます。そのため、大きく環境が変わった時には保険も見直す必要があるのです。

保険を見直す4つのタイミング

結婚したとき

最初の大きな見直しのタイミングは、結婚した時です。結婚すると保険の目的が「自分のため」から「家族のため」に変わります。

片方が仕事をやめる場合はもちろん、共働きでも配偶者が仕事を減らしたり、元々収入に大きな差があったりする夫婦は、主に収入を得ている人に万が一のことがあった時、生活水準を保つことが難しくなります。

これらの場合、ある程度の期間残された方の生活を保障する備えが必要になります。

子供が生まれたとき

子供が生まれるということは、自分に万が一のことがあった場合、生活に困る人が増えることを意味します。そのため、加入している保険を夫婦ともに手厚くする必要があります。

親にもしものことがあった場合の死亡保険もそうですが、特に貯金が少ない家庭では、病気や怪我で働けなくなった時の医療費が家計を圧迫する恐れもあります。必要に応じて保障を追加しましょう。

住宅ローンを組んだとき

マイホームを購入するために住宅ローンを組むと、大抵の場合は団体信用生命保険に加入することになります。この保険は契約者に万が一のことがあった場合に以降の住宅ローンの支払いが免除されるものです。

もし自分に万が一のことがあった場合の死亡保障を住居費も含めて組んでいた場合は、住宅ローンの免除の分だけ減額した方がいいでしょう。

転職や自営業になったとき

転職したり、一念発起して自営業になり収入が大きく変化したりした時も保険の見直しを考えるタイミングです。特に自営業になると会社員の時と比べ、加入する公的な医療保険の種類が変わります。

最も大きな違いは、働けなくなった時にお金を受け取れなくなることでしょう。会社員であれば、働けなくなるとそれまでの給与の約3分の2に当たるお金(傷病手当金)が支給されますが、自営業者は働けなくなると収入が途絶えてしまいます。働けなくなった場合に備える就業不能保険などを検討してみてもいいでしょう。

保険料が負担に感じたとき考えたいこと

公的な保障を知っておく

家計の収入に比べて保険料が高いと感じた時も、保険の見直しを考える良いタイミングかもしれません。まずは自分に万が一のことがあった時に公的な社会保険からどれぐらい保障を受けられるのか、知っておきましょう。

病気で入院したら前述した傷病手当金が受け取れますし、高額な治療費を払った時に払い戻しが受けられる高額療養費制度などもあります。他にも、障害が残った場合に受け取れる障害年金や、万が一のことがあった場合の遺族年金など、会社員の方の公的な社会保障は意外と手厚くなっています。

保険ですべてを備えようとしないことも大切

保険は最低限、万が一の時に備えるもの。例えば、子供の教育費や老後の資金は必ずしも保険で備える必要はありません。貯金や投資の方が効率的なケースもあります。保険料が高い時は、加入している保険が何に備えるためかを見直し、本当にそれを保険で備える必要があるのか、改めて考えてみることも必要です。

人生の転機には保険も一緒に見直そう

保険の見直しのポイントは多くありますが、今回はその中でも「見直しのタイミング」について紹介しました。昔一生懸命考えて加入した保険も、ライフステージが変われば保障内容が合わなくなっていることはよくあります。人生の転機を迎えたらぜひ保険も一緒に見直してみてください。

文・松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所)/fuelle

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