住宅ローンを組むときにどうしてもかかってしまうのが諸費用だ。諸費用には税金や手数料、保険料と様々な諸費用が必要となってくる。たかが諸費用、と考える人もいるとは思うが諸費用をうまく調節することで出費を大きく減らすことも可能だ。たださえ負担の大きい住宅ローンに、さらに「負担のせるのか」を「負担を軽減させるのか」という部分が大きく変わってくるのでとても重要な部分になる。今回は、住宅ローンにかかる諸費用に関する部分を解説する。

住宅ローンの諸費用の相場は?

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(画像=NicoElNino / Shutterstock.com)

住宅ローンを使用する場合の諸費用相場はどのくらいなのだろうか。そもそも元金とは別のものなため、なるだけ安く済ませたいのが実情だ。それでは「新築物件」と「中古物件」の住宅ローンの諸費用をみていこう。

新築物件の諸費用は、3〜7%が目安

新築物件を建てる場合はいくらになるのだろうか。新築物件の住宅ローン諸費用は3〜7%となっており、仮に3,000万円の物件を購入したとなると3,000万円の7%なので210万円が諸費用になる。

中古物件の諸費用は、6〜10%が目安

新築物件が3〜7%だったが中古物件だとしたらいくらになるのだろうか。中古物件の諸費用は、6〜10%が目安のため、仮に3,000万円の物件を購入したとなると300万円になる。中古物件の方が高くなる点をおさえておこう。

住宅ローンの初期費用の内訳

住宅ローンの初期費用にはどのような内訳になっているか今一度確認しておこう。諸費用といっても保険料と手数料に大別され、7つに分類される。

融資手数料 住宅ローンを借りる金融機関に支払う手数料。
相場は3万円〜5万円
ローン保証料 連帯保証人や保証人を立てない場合信用保証期間に住宅ローンの保証を行う。
斡旋手数料 住宅ローンの手続きを不動産会社に代行した場合に発生する手数料。
火災保険料 購入した物件で火災があった場合に保証される保険。
相場は15万円〜40万円となっており諸費用の中でも割合が大きい。
地震保険料 購入した物件が自身で被災があった場合に保証される保険。
相場は1万円〜3万
生命保険料 団体信用 住宅ローン債務者に万が一があったときにおりる保険料。
相場は10万円〜12万

中でも割合が一番大きいのはローン保証費用だ。その次に火災保険、生命保険料団体信用と続く。

生命保険料団体信用は強制加入のもの以外は加入しなければ費用を抑えることが可能だ。特に生命保険料団体信用は無駄になってしまう部分が非常に大きいので気を付けよう。

住宅ローンの諸費用の中でもローン保証料は最も高額!

ローン保証は連帯保証人が要らない代わりに住宅ローン債務者の身に万が一があった場合に保険をかける仕組みだ。メリットとしては連帯保証人をたてなくても住宅ローンをスムーズに組むことができる点と審査がそこまで厳しくない点だ。

大手銀行もしくは地方銀行では、住宅ローンへ更にこの保証料を上乗せすることで、最初から連帯保証人がいなくても住宅ローンを借りることができるという仕組みをとっている。各ローン保証会社によって異なるのだが、一括で保証料を払う「外枠方式」と分割で保証料を支払う「内枠方式」という二つの保証料の払い方がある。

「外枠方式」では住宅ローンの借入額の約2%を保証料として支払い、「内枠方式」では住宅ローンの金利に上乗せで約0.2%が加算される。どちらの方がお得かというと、借入期間によって異なるのだが一般的な「フラット35」を使用した場合には「外枠方式」を使用した方が「内枠方式」を利用するよりもお得だ。

ローン保証料はそれだけでも数百万円の金額がかかってしまうため、減額できればそれだけ住宅ローンの諸費用をおさえることが可能だ。

住宅ローンにかかる諸費用を抑えるには?

住宅ローンの諸費用を抑えるには以下の4つの方法をとることが必要だ。

・諸費用の少ない住宅ローンを選ぶ
・火災保険料をおさえる
・保証料をおさえる
・手数料をおさえる

それぞれについて詳しくみていこう。

1.諸費用の少ない住宅ローンを選ぶ

ローン会社によって諸費用の値段が異なるため諸費用の少ない住宅ローンを選ぶことは大切だ。ここをしっかりすることで諸費用が50万円〜70万円も違う場合があるため対策は必須だ。

2.火災保険料をおさえる

火災保険料も住宅ローンの諸費用の中で大きな割合を占めていることから費用を抑えるには必須の部分だ。

3.保証料をおさえる

上述したがローン保証料をおさえるのが一番諸費用を抑える方法となる。資金があるのであれば一括で支払って費用をおさえるのも手だ。

4.手数料をおさえる

上記以外にも各手数料を抑えるように計画をたてよう。特に生命保険料団体信用の内容が生命保険とかぶる部分が大きくあるので、内容をしっかりと確認をしよう。

生命保険料団体信用にも色々種類があるが、必須のものと任意加入のものがある。必須の部分は仕方ないが、任意加入の部分はできるだけ出費を抑えていくことが必要だ。

諸費用でローンを組むことは可能!?

住宅ローンにかかる諸費用を別に借入する諸費用ローンというものもある。オーバーローンとよばれる方法となり、負担が大きい諸費用を一時的に緩和できる。

諸費用でローンを組むことが可能な金融機関一覧

諸費用ローンを組むことができる金融機関をみてみよう。

・みずほ銀行
・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・りそな銀行
・三井住友信託銀行
・フラット35(アルヒ)
・イオン銀行
・じぶん銀行
・住信SBIネット銀行
・ソニー銀行(借り換えのみ)
・楽天銀行

ネット銀行でも諸費用ローンを組むことはできるため、活用できれば便利だ。

諸費用ローンは金利が高め!

諸費用ローンのデメリットはなんといってもその金利の高さだ。確かに諸費用のローンも組んでしまったら最初にかかる金額は非常に少なくなってくる。

しかし諸費用ローンの金利は2〜3%と高く、諸費用ローンを使用した方が諸費用が高くなってしまったというケースもあるため注意が必要だ。通常の住宅ローンでも結構な負担になるが更に諸費用ローンの部分が積み重なってくるのは非常につらい負担となってしまう。従って諸費用ローンはデメリットの方が大きいといえる。

できるだけ無駄な諸費用を節約しよう

今回は住宅ローンにかかる諸費用に関する部分を解説してきた。住宅ローンというと借入して終わりといったイメージがあるが、実際は間違っており様々な住宅ローンの諸費用がかかることが分かった。住宅ローンの諸費用の中でも生命保険料団体信用や火災保険料の割合は非常に大きい。生命保険料団体信用に関していえば数百万円規模となってくるため数%としても非常に大きな違いがでてくる。

住宅ローンの諸費用の中には、抑えられる部分は抑えられることができるので節約していくことが大切だ。しっかり諸費用を抑える努力をしていかないと数百万円の損失を出す可能性もあるため、抑えられるものは抑えて賢く住宅ローンを使っていこう。