要旨
1 ―― 先月までの動き
年金事業管理部会では、平成30年度および中期目標期間における業務実績の評価について報告が行われた。働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会では議論のとりまとめが行われ、年金部会に議論の場が移った。官邸では新たに全世代型社会保障検討会議が開催され、近年の厚生年金の状況などが資料で示された。
2 ―― ポイント解説:厚生年金適用拡大の方向性
厚生年金の適用拡大については、働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会で議論が取りまとめられ、その結果を受けて年金部会でも議論された。本稿では今後の方向性を確認する。
1|短時間(パート)労働者の要件
:勤務期間は拡大、企業規模は企業支援と併せて段階拡大、他は継続
2|短時間(パート)労働者以外
:個人事業所の拡大は次回の論点。複数勤務時の合算等は継続検討