近年すっかりメジャーイベントとなった「食フェス」。リクルートライフスタイルは2019年5月、「食フェス」に関する実態調査の結果を発表しました。最近3年以内の参加経験者数は、2016年の調査時より5.9ポイント増え、21.5%という結果に。特に20代女性と30代男女では、前回調査比で9ポイント以上の増加を記録しており、若年層を中心に「食フェス」の人気はますます高まってきています。
参加率トップだったジャンルは「B級グルメ・ご当地グルメ」(39.8%)でした。1つの場所にいながら全国各地の料理が味わえるため、擬似旅行をしているかのような気分が楽しめるのが人気の理由なのかもしれません。数多あるご当地グルメですが、中でも必ずと言っていいほどあるのが、これから寒くなる季節に欠かせない鍋料理。海山の幸に恵まれた日本では、各地に自慢の鍋があります。
そんな鍋を題材にした食フェス「ご当地鍋フェスティバル@日比谷公園」が2019年も開催されます。2018年の動員数は3日間で約26万人。6回目となる2019年は30万人の来場が見込まれています。70店舗(鍋・実演60店、物産店10店)の出店が予定されており、定番から創作鍋まで、この場だからこそ堪能できる鍋料理が出そろいます。
食フェスの鍋が美味しい理由
鍋は家庭でも簡単に作れるものではありますが、「料理は大量に作るほど美味しい」という話を聞いたことはないでしょうか。特にカレーやおでんといった煮こみ料理では顕著に差が出ます。これは材料が多くなることで熱容量(熱を蓄える力)が大きくなり、均一に熱が伝わることで、素材がやわらかくなる、うま味が溶け出す、より味がしみこむといったメリットが生まれるから。フェスの大鍋で作られる鍋は、家庭では味わえない味なのです。
人気ナンバーワンの鍋は?
鍋を楽しむと同時に、ぜひ参加したいのが、ご当地鍋の人気投票。食べた後の割りばしが投票券となっており、来場者がお気に入りの鍋に投票して、グランプリを決定します。
2018年1位に輝いたのは、富山県の「“富山湾の宝石”白えび雪見鍋」、2位は千葉県の「白ハマグリ鍋」、3位は新潟県の「越後新潟天然鴨ネギ鍋」でした。「“富山湾の宝石”白えび雪見鍋」は、2年連続1位という快挙。富山湾の宝石と言われる白えびと、氷見産のブリの切り身をふんだんに使った鍋は、うま味がぎゅっと凝縮しています。こういったちょっと珍しいお宝鍋に出会えるのも鍋フェスの魅力です。
また、美味しい鍋に欠かせないのが、美味しいお酒。「ご当地鍋フェスティバル@日比谷公園」では「日比谷冬酒祭」も同時開催され、「ぴあ日本酒フェスティバル」に出展された中から厳選された日本全国の銘酒がショットバー形式で手軽に楽しめます。このほか、特設ステージでは、各地のご当地アイドル・大道芸人によるイベントも開催されるなど、鍋とお酒を味わいながら、楽しい時間が過ごせます。
さまざまなシチュエーションで鍋を楽しむ
さらに、ここで見つけたお気に入りのご当地鍋を求めて、現地に小旅行をしてみるというのはいかがでしょうか。例えば、北海道の石狩鍋、秋田のきりたんぽ鍋、山形の芋煮鍋、福岡のもつ鍋……などなど。ちょっと挙げるだけでも、実に多くの種類があります。郷土料理を味わうのは、旅の大きな楽しみのひとつ。観光で冷えた体を、ご当地鍋でおいしく温めましょう。
時間がなかったり、インドア派だったり、旅行もフェスも気乗りしないという方には、お取り寄せ鍋がおすすめ。地元では買えない珍しい食材なども入手でき、スープもセットになっているため、買物と調理の両方の手間が省けます。寒い中で食べるのはもちろん、暖かい部屋の中でぬくぬく食べる鍋もまた格別。今年の冬はフェス、旅先、おうちなど、さまざまな場所で、全国のご当地鍋に舌鼓をうちましょう。(提供:JPRIME)
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