10月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算発表も11月中旬に終了しましたが、折り返しの上期決算ということもあって通期の業績予想を見直す企業も多くみられました。そして米中貿易摩擦の影響もあり利益予想を下方修正する企業が目立ちましたが、その一方で利益の上方修正に踏み切る企業もみられ、そのなかには市場の期待を上回るものもありました。

投資のヒント
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そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからコンセンサス予想を下回っていた会社予想が上方修正で一転してコンセンサス予想を上回る水準となったものをピックアップしてみました。例えば上方修正で小幅な営業減益の見通しが一転して大幅な営業増益の見込みとなった富士通(6702)ではコンセンサス予想を下回っていた会社予想の営業利益が上方修正でコンセンサス予想を上回る水準となっています。

上方修正で会社予想がコンセンサス予想を上回ることになった主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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