2019年も残すところ一週間余りとなりました。そこで今年を振り返ってみると20,000円近辺でスタートした日経平均は4月に22,000円を回復しましたが、その後水準を切り下げると8月には再び20,000円近くまで下落しました。しかし、米中貿易協議進展などへの期待から日経平均は9月以降持ち直すと24,000円を回復し、昨年の10月に付けたバブル崩壊後の高値(24,270円)まであと一歩となっています。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか今回はここにきて評価が高まり来年も活躍が期待されている銘柄を取り上げてみました。具体的には目標株価コンセンサスがこの6ヵ月で1割以上昇し、その目標株価コンセンサスが株価を1割以上上回る銘柄をピックアップしてみました。例えば目標株価コンセンサスがこの6ヵ月で14%余り上昇したソニー(6758)では目標株価が株価を15%以上上回っています。また、目標株価コンセンサスが30%近く上昇したNEC(6701)でも目標株価が株価を13%余り上回っています。

目標株価コンセンサスが6か月で1割以上上昇し、その目標株価が株価を1割以上上回る主な銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
2020年のマーケット展望
米中追加関税発動見送り-今後の経済、マーケットへの影響は/2019年マーケットの振り返り
昨年10月の高値を意識しながら2万4000円台を固める展開
2020年の展望:金融緩和と不透明感払拭による“熟しきった果実”を享受
2020年の株式相場 日経平均の予想値