仙台の定禅寺通のケヤキ並木が、12月上旬から大みそかまで、星降るようなイルミネーションをまといます。イルミネーションにはピンクの電球がいくつか混ざっており、見つけた人に幸運が訪れるとのうわさがあります。

定禅寺通のケヤキ160本に60万球が輝く

SENDAI,光,ページェント
(画像=PIXTA)

「SENDAI光のページェント」と題したこのイベントは1986年から続き、2019年で34回目を迎えるイルミネーションイベント。2019年は「~Always Be Happy!~」をテーマに、12月6日~31日まで開催されます。

東二番丁通りから西公園通りの市民会館前まで、定禅寺通のケヤキ160本に電球60万球が飾られます。環境にも配慮され、電球は全てLED電球。イベント期間中に使用する電力5,000キロワットアワーはバイオマス発電による「グリーン電力」で賄われています。さらにイベントから排出された温室効果ガスは東北地域で削減された排出権でカーボン・オフセット。美しさだけでなく地球温暖化問題に配慮して開催されているのです。

イベントは「小さな光を見て心から美しいと感動したい」とのスローガンを掲げています。家族で、そして恋人同士で見た冬の夜に浮かぶ電飾の光景はきっと忘れられないものになるでしょう。年に一度出現する「スターライト・ファンタジー」は子どもの記憶にも残る温かい灯となります。

点灯時間は日~木曜は17:30~22:00、金・土曜と22日(日)、24日(火)は17:30~23:00、最終日の31日(火)は17:30~24:00となります。地元の人なら会社や学校帰りに、遠方の人でも週末などを利用してこの美しい景色を眺めることが可能です。

なお、今年は台風19号に見舞われた開催地の宮城県ですが、同イベントでも復興支援募金を集め、宮城県災害対策本部へ寄付する取り組みが行われました。

杜の都が光の都に、再点灯イベントなど毎日催しも

SENDAI光のページェントは1986年に「冬の仙台を明るくしたい」「杜の都を光の都へ」という想いで誕生。2019年の今年は34回目と長い歴史を誇ります。

ページェントは元々野外で行われる演劇を意味する言葉です。木々を温かく包む光の行進が続く様子は、まさに「光のページェント」の名にふさわしい光景となるでしょう。開催者は「会場に足を運ぶたくさんの方々に幸せいっぱいな気持ちになってほしい」との想いでイベントを開いていると話しています。

イベント開催期間中には、イルミネーションをさらに楽しむためのさまざまな催しが予定されています。

初日の12月6日(金)夕方には、せんだいメディアテーク前の緑道で点灯式のイベントが開催予定。カウントダウンの合図で一斉に点灯します。

また、毎日「スターライト・ウインク」と呼ばれるイベントも実施されます。これは全ての明かりが1分間消灯し、一斉に再点灯するイベントで、再点灯する瞬間は暗闇から光の海が出現する感動的な光景となります。1日に3回行われ、1回目18時、2回目19時、3回目20時(12月22日を除く)となっています。

イベントが行われる定禅寺通の東側にある勾当台公園市民広場には、高さ約30メートルのヒマラヤスギが電飾され、巨大クリスマスツリーが出現します。こちらも期間中は毎日点灯が行われます。また、ホットチョコレートやシチューなどを提供するお店が並ぶのも楽しみですね。

さらに、12月15日(日)にはイルミネーションを見ながらピアノ演奏が聴ける、一日限定のロマンティックなコンサート「STARLIGHT☆WINK CONCERT」も開かれます。1回目18時、2回目19時、3回目20時の計3回の実施が予定されています。

特設のアイスリンクや、ビールや食事が楽しめるバー、写真撮影ブースも設置。さらに全国からパフォーマーが集結し、大道芸を披露する「まちくるパフォーマーズ仙台」も会場を盛り上げることでしょう。

アクセスしやすいロケーション

イベントの開催場所はJR仙台駅から地下鉄南北線に乗り勾当台公園駅で下車、徒歩1分。新幹線なども利用すれば遠方からでも気軽に楽しめるロケーションです。車の場合は東北自動車道の仙台宮城ICから県庁・市役所方面に向かいます。

寒い冬に心温まる杜の都の光のイベント、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。(提供:JPRIME


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